大阪府市 大阪IR区域整備計画を策定
大阪府と大阪市は、大阪IR区域整備計画を策定した。計画案への府民意見の募集や公聴会を行い、同案を修正、IR施設を構成する「結びの庭」の広場面積、大阪府市が見込む防災・減災対策費などを追記した。2029年秋~冬ごろの開業を目指す。
策定した区域整備計画には、IR施設を構成するオープンスペースとなる結びの庭の広場面積が2万~4万平方㍍、フェスティバルパークとイノベーションパークの広場面積が計2万~4万平方㍍となることを追記。
また、IR区域内の周辺地域の開発・整備、その他関連する施策に伴う交通環境の改善に約840億円を見込むことを追記。この金額は夢洲へのアクセス整備に係る事業費(22年度予算要求時点)の合計となり、その他の費用はIR事業の進捗状況を踏まえて今後の予算編成過程で検討する。
夢洲への鉄道アクセス整備では、大阪メトロ中央線の延伸と新駅整備に約610億円(地下通路の整備を含む)を見込むことを追記。
大阪府市が見込む防災・減災対策費用では、先行準備に約35億円(このうち夢洲内に設置する消防拠点にかかる先行準備に約20億円、南側護岸の越波対策にかかる総事業費約15億円、いずれも22年度予算要求額時点)、開業後に毎年約4億円を見込むことを追記した。
大阪IRは日本MGMリゾーツ、オリックスの他20社で構成する「大阪IR株式会社」が事業者となり、夢洲に国際会議場やカジノ施設、約2500室の宿泊施設などを整備する計画。約1兆0800億円の初期投資額を見込み、29年秋~冬ごろの開業に向け、国による区域整備計画の認定を目指す。
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