9月23日は秋分の日です。秋の彼岸(9月20日~26日)の中日で先祖を敬い、亡くなった人の御霊を偲ぶ日です。
9月23日は、二十四節気の一つ秋分です。
旧暦の八月、酉(とり)の月の中気で、新暦の9月23日頃です、天文学的には、太陽が黄経180度の秋分点を通過する時を言います、秋分点とは黄道と赤道が交わる点の内、太陽が赤道を北から南へ横切る点を言います。
太陽は真東から昇り、真西に沈みます、春分と同じで、昼と夜の長さがほぼ等しく、ただ、秋分の日と春分の日の気温を比べてみると、平均気温は秋分の日の方が10度以上も高くなっています、夏の暑さがまだ残っているからです。
この日は、本来、彼岸とは七日間にわたって行われる法会(彼岸会)のことで、平安時代に始まったと言われ、日本独自の風習に仏教行事が結びついたものと言われます。
また、この日は、太陽が真西に沈むので、仏教の西方浄土説と関係が有ると言われたり、昼と夜の長さが同じになる日なので、仏教で尊ぶ中道の精神に合うからだとか言われたりします。
彼岸の頃になると、暑さもようやく峠を越えて、「暑さ、寒さも彼岸まで」言われる言葉どおり、随分しのぎやすくなります。
なお、「彼岸」と言う名称は、仏典の「波羅蜜多(はらみつた)」と言う梵語を漢訳した「到彼岸」と言う語に由来するそうです。
草叢で集く(すだく)虫の音(ね)に秋の深まりを感じ、聞き入る日々ですが、玄関ドアから、かすかに聞こえる虫の音が、寝室の片引き戸の下のスリット(24時間換気用)を通して入って来る、その虫の音が気になって眠れないと言う方が居られます。
音に限らず、光(明るさ)、気温(暑さ寒さ)、匂い(自分には良い香りで癒しになっても、その匂いを地獄と感じる誰かが居ます)等、五感に係る事でも、気になるか、気にならないか、耐えられるか、耐えられないか、人それぞれ皆、感じ方は違います。
寒露までの七十二候
初候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
夕立に伴う雷がならなくなるころ
次候 蟄虫坏戸(坏の不の下に横棒がいるがPCに無い)(ちつちゅうとをとざす)
虫が隠れて戸を塞ぐころ(虫が土の中に巣ごもりの支度をはじめるころ)
末項 水始涸(ずはじめてかる)
田から水を抜いて乾かす(稲刈りに取り掛かるころ)
OCT校友会 北九州支部 伊藤 捷治さんより
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