6月21日 は「夏至」です。
6月21日は二十四節季の一つ「夏至(げし)」です。旧暦五月、午の月の中気で、新暦の6月21日か22日頃です。
天文学的には、太陽が黄経90度を通る時を言い、太陽が赤道から北へ最も離れ(北緯23度27分)、北半球では、太陽の南中の高度が一番高くなる日です、だから、北半球では、昼が最も長くなります、当然、夜は最も短くなります。
でも、日の出の最も早いのは、夏至の7日前、日の入りの最も遅いのは、夏至の7日後です。
江戸時代では昼と夜を、日の出から日の入り、日の入りから日の出を、それぞれ六等分にすると言う、不定時法で時間を刻んでいたので、夏至の昼間の一刻(普通の時期の一刻は今の時間なら平均約2時間)は二時間半もあり、冬至の昼間の一刻と比べて、50分も長かったようです。
今の「サマータイム」は単に時間を繰り上げて、余暇時間を増やそう(カネを使わせよう)としていますが、不定時法では時間そのものを、長くしたり短くしたりして調整していました、働(はたら)く(労働ではなく、周り(はた)を楽にする)時間は、夏は長くなりますが、冬は短いので平均すると同じです。
昔は照明用の灯油(菜種油が多かった様ですが)が高価なので、日の出とともに起き、日が暮れたら休む、それがが、普通だったようです。
明治6年の改暦で新暦(今の暦)になり、不定時法もなくなりました、しかし、人(生き物)は日の出と共に起き、日の入りで休むと言う、自然のリズムに寄り添う暮らしのほうが、人の身体のリズムに合った、理想的な暮らしなのかもしれませんね!
OCT公友会 北九州支部 伊藤 捷治さんより
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