5月21日は二十四節季の一つ「小満」です。
「小満」は旧暦四月、巳の月の中気で、立夏から数えて15日目に当たり、新暦の5月20・21日頃で、天文学的には、太陽が黄経60度の点を通過する時をいいます。だから、「二十四節季」は太陽の運行を元にした「太陽暦」です。
万物がしだいに成長して天地に満ち始めると言う意味から「小満」と言われるようです。
また、「小満」は、気温もだいぶ高くなって、少し動くと汗ばむ頃と言う意味だと言う説もあります。
麦の穂が成長し、田に苗を植える準備などを始める頃などと言われますが、5月初めには田植えが終わる所もある等、近頃はかなり早くなっている所もあるようです。
温暖化、温暖化と、温暖化が悪いように言われますが、年間の平均気温が2度下がると飢饉が起こるそうです、江戸時代は地球が寒冷化だったころで、何度も飢饉が起きています、温暖化と寒冷化とどちらが悪いのですかね!
それと、1000年前の平安時代も今と同じ位暖かかったらしく、だから、身長も高く、時代は少し下りますが桃山時代の木割では内法寸法(敷居天端から鴨居下端まで)は六尺(1820㎜)だったようです。
※ 木割りとは、建物の柱間寸法やそれから導いた柱寸法を基準に、各部材の大きさ、長さ等の割合を決める体系。(各流派による書物も有る)
因みに、江戸時代の内法寸法は五尺七寸(1727㎜)くらいだった様です。
蛇足 温暖化のCO2原因説を発表した英国の学者たちが、1000年まえの温暖だったデーターを消す方法を打ち合わせていた、メールをハッカーにすっぱ抜かれて、メールを公開されて、説明をもとめられた学者たちが「データーを改竄して、温暖化CO2原因説を捏造した」と発表したのに、(毎日新聞も国際欄の隅の方に申し訳程度に書かれていた)経済の活性化のためか、世界中知らん顔をしているのは、良いのかな?
気分を変えて次の芒種までの七十二候
初候 「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」
蚕が桑の葉を盛んに食べる様になるころ
次候 「紅花栄(べにばなさかう)」
紅花が一面に咲くころ
末候 「麦秋至(むぎのときいたる)」
麦が熟して黄金色になるころ
※連休明けの郊外の麦畑は本当に黄金色で、まさに麦秋でした。
七十二候とは各二十四節季(ほぼ十五日間)をさらに細かく、三つに分けた時候に付けた名前で、ほぼ五日ごとの気候の変化を短い漢詩で表した、気候の告知板みたいな物のです。
OCT公友会 北九州支部 伊藤 捷治さんより
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