12月21日は「冬至(とうじ)」です
12月21日は「冬至(とうじ)」です
12月21日は二十四節季の一つ「冬至」です、毎年、新暦の12月21日か22日頃で、天文学的には、太陽が黄経270度の点を通過する時をいいます。
太陽が南半球の最も遠い点(南緯23度27分)に行くので、北半球では太陽の高度が一年の内で一番低くなり、その為、昼が一年の内で一番短く、夜が一番長くなる日です、でも、「日の出」が最も遅い日は冬至の半月ほど後で、「日の入り」が最も早い日は冬至の半月ほど前です。
冬至は冬の季節の中間点で、旧暦(太陰太陽暦)の時代には、暦の計算の起算点として、最も重視されていたのですが、現在の太陽暦では春分点の方が重視されています。
この頃から、寒さもしだいに厳しくなり、年末にかけて本格的な冬が訪れるようになります。
冬至の日に、粥を作ったり、こんにゃくやかぼちゃを食べたり、冷酒を飲む等、特定の食べ物を食べる風習が残されていたり、また、湯に柚子を入れて入浴すると、その冬は風邪もひかず、無病息災で過ごせるとも、言われています。
また、冬至は太陽高度一番低い位置にいます、と言うことは、日差しが部屋の一番奥まで差し込むということです。日差しが入れば、太陽からの自然の熱で床が温まり、温まった床からの放射(輻射)で壁そして天井も温まる、床・壁・天井が温まれば、空気が少々冷えていても、温まった床・壁・天井からの放射(輻射)で、機械(エアコンなど)に頼らずとも過ごせるはずです。
少し前までの日本は、自然(気候)を排除するのではなく、四季折々、天の恵みに感謝し、自然と折り合いを付けながら、自然と共に暮らして来たはずです、一度この辺で、機械(エアコンなど)だけに頼る暮らしを見直す時期ではないのでしょうか。
小寒(1月5日)までの七十二候
初候 乃東生(なつかれくさしょうず)
夏枯草(かこそう)の芽が出て来るころ
夏枯草には「うつぼぐさ」の異名あり
次候 麋角解(さわしかのつのおつる)
大鹿の角が抜け落ちて、生え変わるころ
末項 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
雪が一面の積もり、その下で麦が芽を出すころ
ブログ投稿 OCT校友会 北九州支部 伊藤 捷治さんより
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